「よくぞ聞いてくれました。
 娘さんはなんと言ってもずっと美しいのが魅力的だ。
 それはいつまでもに変わらない」
「そりゃ、そういう風に育てたからねぇ……」
「でしょ?
 僕はその娘さんに首ったけなんです」
「他には無いのかね?
 内面的に美しい心を持っているとか、優しいとか趣味が合うとか色々あるだろう」
「何を言っているんです、お義父さん。
 美しさこそ全てじゃないですか?
 それ以外に何があるというんです?」
「それじゃ、何かね、娘の良い所は美しさしかないと――そういうのかね?」
「それこそ娘さんの最大の魅力じゃないですか?
 普通、居ませんよ。
 どこかで醜くただれてきます。
 ずっと美しいなんて普通じゃ無い」
「君は外見でしか物を判断出来ないようだね。
お引き取り願おうか」
 彼の言動はいつも私の怒りを買う。