【デュルントゥルン】さんとしては自分の得意技を披露しようと思っていたのですが、肩すかしも良いところです。
 ですが、おるおさんとしては時間の節約のため、自分で、相手の力を探った方が早いのです。
 中には準備時間がかかる特技などもありますからね。
 【デュルントゥルン】さんは、
「あの……実は……」
 と言いかけます。
 おるおさんは、
「誰にも言っていない特技として、4つの能力を隠し持っておるのじゃろぅ?
 わかっておる。
 秘密にしておきたいというのであれば、そのままで良かろう。
 妾も言いふらしたりはせぬ。
 そなたの切り札としてとっておけ」
 と言いました。
 【デュルントゥルン】さんは、
「そ、そこまで……」
 と言いました。
 おるおさんの前では隠し事は一切、通じないという事を理解したようですね。
 恐るべし、おるおさんという感じです。
 【デュルントゥルン】さんは、感動しました。
 自分が仕えるお方としてふさわしいお方とおるおさんを認めたようですね。
 こうして人心もとい、ボス心をつかんでいくんですね。
 見事なお手前です。