それが【コレクター】としての矜持(きょうじ)、意地でもあります。
 対する【ティラリン】さんもそれは同じです。
 【踊詩】君には鬱陶(うっとう)しい3人を追っ払ってもらったという恩がありますが、勝負は勝負。
 わざと負けるのは逆に失礼です。
 だから彼女も真剣勝負です。
 そんな感じで、双方共に、力の限り、準備を整えました。
 勝負開始の10日後はあっという間に過ぎた様な感覚でした。
 さて、勝負の現場である、おるおさんの別荘の1つ、【サラトネ宮殿跡地】ではおるおさんが配下の美女軍団と共に審査席を取り囲む様にして待っています。
 審査席には【特頂査定者(とくちょうさていしゃ)】の13名も座っています。
 おるおさんは今回、審査には加わりません。
 【千頂属品揃え】についての【査定眼(さていがん)】を持ち合わせていないからです。
 【千頂属品揃え】と言えば、その査定の専門職、【特頂査定者】に任せるのが一番だと判断して、自身が統括しているクアンスティータ・ファンクラブから、【特頂査定者】を呼び出して、審査に当たらせる事にしたのです。
 彼等には、真剣に審査しろとおるおさんは命じています。
 なので忖度(そんたく)無しの判定となります。