おるおさんは、
「あやつはぁ~。
 少し褒めれば、すぐ醜態をさらすな。
 【化形の少女】を泣かされて怒りに燃えておったあ奴は何処へ行ったのじゃ?
 後で仕置きじゃ。
 仕置き」
 と言いました。
 せっかく褒めたのに台無しですね。
 そこが、前作の主人公、【芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)】――【吟侍】君との違いです。
 【吟侍】君はかっこよくきっちり決めるのですが、その弟弟子である【踊詩】君はかっこよく決まらないのです。
 いざという時だけはビシッと決めますが、普段は、みっともなくて、おっちょこちょいな男の子なのです。
 頼りになる所とならない所が共存するのが彼ですね。