【本物】として、【偽者】を放置するというのがそんなに良い物でしょうか?
 どちらかというと消極的で後ろ向きの様な気もしますね。
 そいつは【偽者】だと宣言した方が自分の事としても良い様にも思えますが……
 おるおさんは、
「何故?という顔をしておるな。
 では解説をしてやろう。
 【偽者】共は【本物】の作品の力をかすめ取っておる。
 それは一見、【本物】にとって不利益とも思える。
 じゃが、良く考えてみい。
 【偽者】はあくまで【偽者】じゃ。
 逆立ちしても【本物】にはなれぬ。
 対して、【本物】はどこまでも高みを目指せる。
 高みを目指すという事はどういう事かわかるか?
 そう、有名になるという事じゃ。
 【偽者】がかすめ取っている偽情報ごと、【本物】は有名になる。
 その力が【本物】であれば、【本物】の意思とは関係なく確実にな。
 そうなった場合、どうなると思う?
 それまで、威光を盗んでいた【偽者】は嘘がバレて、【不正】を良しとしない者達によって叩かれるじゃろう。
 それまでついていた【嘘】が大きければ大きいほど、大きな痛手となって返っていくじゃろうのぅ。
 そうならないかも知れないと思うか?