【踊詩】君は、
「りょーかいです。
 2つ目のテーマですけど、【美しい獣】ですね。
 メインテーマ、【代体(たいたい)――別の体】と同じ【第一世界混宇宙連】に属するテーマになりますね。
 何でしたら次の3つ目は空くじでしたから、続けて何か新しいテーマを作りましょうか?」
 と言いました。
 あくまで余裕顔です。
 【本物】は【偽者】にどう揺さぶられようと動じません。
 だって、実力があるのは【本当】の事なんですから。
 中途半端な実力でゴチャゴチャやっている存在が、あれは【反則だ】やこれは【違う】などの文句を言っているのですが【本物】はそれを【一発】で黙らせる力を持っているのです。
 おるおさんは、
「そこまでせんで良い。
 妾はこやつらに創作者としての最後のプライドを期待しておる。
 真に創作者じゃと言うのであれば素直に認めるべきじゃからのう。
 じゃが、1つの作品だけで判断したくないという気持ちもわからんでもない。
 じゃから2つ目までは認める。
 それで判断できねば、妾は心の底からこやつらを軽蔑する。
 ただ、それだけじゃ」
 と言いました。
 おるおさんの態度からも勝負はほとんど決しているとは思いますが、【領総】候補、【触対漢】候補、【スドケベェ】候補は次のプレゼンに希望をつなぎます。
 どうか、くだらないプレゼンでありますように――という後ろ向きな姿勢ですが、この3名にはそれにすがるしかプライドを保てませんでした。
 これで負けを認めてしまったら、さんざんかっこ悪い卑怯で姑息な手を使ったあげく、圧倒的大差で負けるという最悪の負け方をして、プライドが地に落ちる結果となってしまいます。