残った4つの【世界混宇宙連】ですが、その創作者を巡って、なかなか適任者がおらず、苦悩している所でした。
 てぃーおちゃんの推薦で、くあんちゃん達の養父となった【芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)】君の弟弟子に当たる存在、【稀生 踊詩(きにゅう ようし)】君を紹介されましたが、彼は才能こそはあるものの、性格面ではとてもザンネンな男性でした。
 それでも彼の代わりにプレゼンテーションをした【化形の少女(けぎょうのしょうじょ)】のアピールは素晴らしいものがありましたので保留にいたしました。
 他の創作者候補達も見て回り、クアンスティータ様の【宇宙世界】の劣化コピーとしか思えない様なテーマを提案した者達を省いていくと4名が残ったのです。
 その4名の候補者の用意した書類を見て、おるおさんはため息をつきます。
「――候補者№083
 【第一世界混宇宙連】のテーマ――【無の春】、
 【第二世界混宇宙連】のテーマ――【虚の夏】、
 【第三世界混宇宙連】のテーマ――【絶の秋】、
 【第四世界混宇宙連】のテーマ――【断の冬】か……
 こやつのテーマは【無】じゃな。
 じゃが、こやつはテーマをはき違えておる。
 【無】では、持ってくる空っぽの状態の【世界混宇宙連】のままではないか。
 何かで埋めろと申しておるのに、【無】では意味がないのじゃ」
 と言いました。