【化形の少女】は、
「そうですか。
 ありがとうございます。
 ご主人の代わりにお礼を言わせていただきます。
 もし、ご主人が不祥事を起こすようなら、ガツンとやってくださいまし。
 従者として、主のためなら心を鬼にしてお願いいたします」
 と言いました。
「お主、本当は【踊詩】を懲らしめたいだけなのではないのか?」
「いえ、滅相もございません。
 私はご主人の忠実なしもべでございます」
「そうかのぅ?
 結構、逆らっておる様に思えるが?」
「気のせいでございます」
「そういう事にしておこう」
「ほほほ」
「それは妾も笑えという事か?
 お主も悪よのぅ……とでも言って欲しいのか?」
「いえいえ、その様な事は……
 とりあえず笑いたくなったもので……
 ほほほ……」
「ふはは。
 これで良いか?
 どちらかと言えば、妾は奴よりお主の方の味方じゃ。
 奴は妾の体をベタベタさわりおって、痴れ者を無礼討ちをしてやろうかと思うたくらいじゃ。
 お主の方がいくらか好感が持てるぞ」
「それはありがとうございます」
「奴と四六時中共におれば、さぞやストレスが溜まるであろう?」
「それはノーコメントで」
「ふはは」
「ほほほ」
 ――と言うような事がありましたとさ。
 審査の続きはまた、改めて。


続きます。