【化形の少女】は、
「私の事は【化形の少女】とお呼びくださいな。
 私はそう呼ばれていますので、それでなれてますので。
 ところであなたはどちら様ですか?
 私、ご主人の所に戻らないといけないのですが。
 出来たら戻していただきたいのですが……」
 と言いました。
 おるおさんは、
「まぁ、少し話をさせてもらえんか?
 実はお主に頼みがあってな。
 【稀生 踊詩】――奴をスカウトしたい。
 聞けば、あの【芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)】の弟弟子だそうだな。
 才能は【芦柄 吟侍】のそれすら大きく上回ると聞く。
 実は妾は【芦柄 吟侍】の生体データを持っていてな。
 あやつの力を強化した【超吟侍】に世界他外を探らせたが、ほとんど戻っては来なかった。
 じゃが、【稀生 踊詩】は世界他外で自分の空間を作り出し、自由気ままに暮らしていると言う。
 【芦柄 吟侍】も高く評価していた。
 交渉したいと思っておる。
 それでじゃな。
 そなたから【稀生 踊詩】に口利きをしてもらいたいのじゃ。
 是非、【稀生 踊詩】の力で、新たな【宇宙世界】を作って欲しいと――
 そう伝えて欲しいのじゃ。
 どうじゃ?
 頼まれてくれるか?」
 と言いました。