ただし、クアンスティータの部屋とも言うべき、【宇宙世界】の引き継ぎだけは決定していませんでした。
 普通の存在でも何とか耐えられるレベルである【宇宙世界】は、その上の単位である【世界他外】以上と違い、他者との交流を主体に置いている場所です。
 クアンスティータの【宇宙世界】はクアンスティータの部屋の様なものなので、クアンスティータのものであるとおるおさんは主張しています。
 対して、オルオティーナの後を継ぎ、クアンスティータの後継者の乳母と摂政を務める予定のティーオルオナ――てぃーおちゃんはその24の【宇宙世界】をクアンスティータの後継者のために頂戴と言ってきています。
 それに対して、てぃーおちゃんの母親でもあるおるおさんは待ったをかけました。
 【宇宙世界】は自分の部屋の様なもの。
 それを後継者とは言え、他者に渡す事などあり得ない。
 自分の部屋が欲しいなら自分で作れ――とそう言いたいのです。
 そこで用意されるのはクアンスティータの宇宙世界と同じ数の24の新しい【宇宙世界】です。
 この【新宇宙世界】は他の宇宙世界と違い、【世界他外】から加工して持ってきているために、少々条件が異なります。