せっかく目利きした珍しいアイテムを手放す事になるとしてステラだけはどことなく悲しそうな表情だったが、吟侍は、
「どれでも好きなやつ、持って行ってくれ。何なら全部でも良いぞ」
 と言った。
 すると、クアースリータは、
「ほんと?じゃあ、全部もらうぅ~っ」
 と言って、本当に全部の土産を受け取った。
 ソナタ、ステラ、エカテリーナはあれだけ稼いで買ったものが全部持って行かれた事にちょっとショックを受けたが、吟侍達としては【グレーヌレーヌ】を手にしている事で十分だった。
 クアースリータの配下達にとっては本来、クアースリータと同等の力を持つ可能性があるQOHとなる途中過程の【グレーヌレーヌ】の存在は看過出来ないのだが、クアースリータの手前、手を出すことが出来なかった。
 その隙を見たのか七大ボス達はいつの間にか姿を消していた。