第一本体のセレークトゥースにも遙かに及んでいないのに、それよりもずっと遙かに上を示されても途方に暮れるしかない。
 吟侍は呆然となる。
 ルーミスの声は、
『しっかりしてよ。頼りにしてるって言ってるでしょ。頼むわよ、【ネズミさん】起こして置いてよ』
 と言って、そのまま音信不通となった。
 事情がわからないソナタが、
「ちょっと、吟侍、ルーミスって聞こえたけど、どういうこと?クアンスティータ・ルーミスはまだ誕生して無いんじゃ無いの?説明しないさいよ」
 と言った。
 吟侍はポリポリと頭をかき、
「えーっと、何から説明したら良いのかな?おいらも突然過ぎて、何がどうなっているのかうまくまとまんねぇって言うか……」
 と言った。
 吟侍達はルーミス誕生前の慌ただしさの元、行動している。
 ところが、すでにルーミスから話かけられていた。
 それをどう説明するか?
 吟侍は困った顔をした。


続く。