例えば、セレークトゥースが再び動き出した時、セレークトゥース・ワールドに向かった場合、前回と同じように行くと思ったら大間違いなのだ。
 セレークトゥース・ワールド自体のレベルも跳ね上がっているのだから。
 怪物ファーブラ・フィクタは、
「じゃあ、俺たちは帰るぜ。お前さん達が邪魔するなり見守るなりするのはお前さん達の自由だ。俺は俺の考えで動くだけだ。邪魔するなら、俺も刃向かうし、見守るなら、俺は何もしない。選択はお前さん達に任せるぜ。お前さんも俺の後世として、一応、クアンスティータの父親になる訳だからな。我が子が生まれるのに何の情報も与えないのでは不憫だと思って伝えに来ただけだ。んじゃな、俺等は帰るわ」
 と言いたい事だけを言って、ニナ・カエルレウスと共に去って行った。
 風雲急を告げる的な状況になった吟侍達。
 残って居たソリイントゥスも
「ごめんね、【吟侍パパ】。パパはきっと【吟侍パパ】にかまってもらいたいんだよ。寂しがり屋さんなんだね。ボクチンも第二本体の従属側体として、誕生を見守るという役目があるんでね。パパが言うようにルーミス様の誕生を妨げるならボクチンも邪魔をするしかないんだよね。でも、本当は【吟侍パパ】と喧嘩したくないんだ。そこをわかってもらえるとうれしいな」
 と言った。