エカテリーナは、
「だ、大丈夫なのか?」
 と聞く。
 吟侍は、
「わからん。だけど、遊びを拒否するよりかはずっと良いと思うぞ。」
 と答えた。
 こうして、ソリイントゥスと吟侍による背花変での粘土遊びのようなものが黙々と行われた。
 子供の頃は趣味でいろいろ自作のゲームを作っていた吟侍はこういうものも得意だった。
 最初はソリイントゥスの迫力に押されてかなり萎縮していた吟侍だったが、しばらくすると本気で遊びだした。
 パッと見、異様な光景が広がる。
 背花変を使った制作物が吟侍、ソリイントゥス側に次々と並ぶ。
 背花変の欠片は元々、ソリイントゥスの背中から生えている程度の大きさだが、意志を注ぎ込む事によっていくらでも容量が増えていった。
 お互いが100体の創作物を作った所でバトル開始。
 作り物とは思えない創作物達による、生き生きとした戦いが繰り広げられた。
 結果は吟侍が作った創作物が辛くも勝利した。
 残った創作物の数は2体。
 後の198体は崩れ去り、背花変に戻った。