ソリイントゥスはその内の1片をつかむとブチッとちぎった。
 ちぎった背花変の欠片をまるで粘土の様にコネコネと捏ねる。
 そして、丸めたかと思うと、おもむろに吟侍達の方にポイッと放り投げた。
 吟侍達は――、
 何だ?
 何をしやがった?
 と身構えるが、背花変の欠片で出来た玉は何の変化もなくただ、ポンっと置かれているだけだ。
 吟侍は、
「な、なんだ?」
 と言った。
 ソリイントゥスの意図がわからないからだ。
 ソリイントゥスは、
「だから、遊ぼうってば。それ、使ってなんか作ってよ。ボクチンの作ったやつと戦わせて遊ぼう。勝敗の基準はパワーじゃなくて、芸術性が高い方が勝ちね」
 と言って、自分も更に背花変をちぎって丸めている。