ただし、化獣との違いは怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナの子供では無いという事と、化獣が勢力を完全に所有しているのに対して、【ヴェレイ】は餌にしている団子で手懐(てなず)けているという事だろうか。
 【ヴェレイ】は性格毎に赤、青、黄色、桃色、緑、紫、橙、茶色、黒、白、金、銀、灰の13色の団子を作る事が出来る。
 団子の色毎に、手懐けている勢力が異なるというものだ。
 普段、顔を出している主人格の【ヴェレイ】が作り出せる団子の色は赤。
 つまり、赤色の団子で手懐けた勢力を自身の兵力として使う事が出来るというものだ。
 【ヴェレイ】は赤団子を餌に呼び出した勢力であっという間に敵を片付けた。
 片付けたというよりは平(たい)らげたという方が正解か。
 敵は、【ヴェレイ】が呼び出した勢力が骨一つ残らず食べ尽くしてしまった。
 目を覆いたくなるほど、凄惨な食事だった。
 本当に、フェンディナの方が実力が上なのか?と思ってしまうほど、4名ともものすごい力を示した。
 正直、フェンディナ・マカフシギは内心ビビっていたが、これで同盟成立という事になった。
 後は、細かい相談をして、また、別れる事になった。
 同盟した七大ボスの呼び出し方は今回と一緒。
 特殊な波長のパワーを出せば良い。
 それで連絡をお互い、取り合うということになった。
 いろいろあったが、これで、フェンディナも一応、目的は果たした事になる。
 何かあったような雰囲気の吟侍の元に駆けつけるため、七大ボスと別れたフェンディナ・マカフシギは吟侍達の居そうな場所を探して進むのだった。