そのまま彼女も、
「………」
 と黙ってしまった。
 気まずい。
 気まずい沈黙がしばし、支配する。
 沈黙に耐えかねたのか、フェンディナ・マカフシギは、
「あの……あの、あの……」
 となんとか話しかけようとするが、【あの……】の後が続かない。
 元々、引っ込み思案な性格なのだ。
 すると、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスは、手のひらに突然、何かを出現させ、
「んっ……」
 と言って、フェンディナ・マカフシギにその何かを差し出したようだ。
 シュー生地に包まれた丸い物――どうやらシュークリームのようだ。
 フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスはこれを食べろと言いたいのだろうか?
 フェンディナ・マカフシギは、
「あの……食べても?」
 と聞くと、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスは、
「んっ……」
 と言った。