ある程度の力を持つが故に、クアンスティータへの恐怖には常にさらされている状態だ。
 逃げるためにはいくらでも卑屈になるだろうし、姑息な手を使う事もあるだろう。
 【アコンルーク】はクアンスティータを恐れる存在達によって作られているロスト・ネット・ワールドにおいて、力を求めるために、【宇宙海】のエリアの【万能反物質】の玉を狙った。
 だが、【宇宙海】の猛者達によって事前に察知され、【アコンルーク】は幼女の姿に封印され、吟侍達と出会ったエリアに釘付けにされたのだった。
 それが、【答えの力】で覗いた、【アコンルーク】のプロフィールだった。
 【アコンルーク】は逆恨みして、【宇宙海】のエリアに戻って【万能反物質】の玉を使って、【宇宙海】のエリアの猛者達を倒そうと考えていた。
 そして、その力を得た今、目指すは猛者達の居る深海宇宙の城に向かおうとしていた。
 吟侍達は二の次だ。
 自分が猛者達に復讐するのに協力するのであれば、良し。
 邪魔立てするというのであれば排除する――そういうつもりになっていた。
 今は、【アコンルーク】の体は触れる物全てを破壊する体になったと思って有頂天になっている。
 だが、本当にそうだろうか?
 例えば、それは、クアンスティータには通用するのだろうか?
 【万能反物質】の力を手にしたとしてもクアンスティータに通用するとはとても思えない。