【クアトゥウス】――その存在が望めば、それが現れる。
 それがこの子の力だった。
 【クアトゥウス】は自らが出現させた【お姉ちゃん教室】に通い詰めていたのだった。
 【クエニーデ】は強すぎるから、【クアトゥウス】はその姉という立場を取るという事を決めた。
 だが、【クアトゥウス】もまた、【クエニーデ】と同じく【クアンスティータ】の正統後継者だった。
 ――そう、クアンスティータの正統後継者は2名居るのだ。
 【クアトゥウス】と【クエニーデ】――どちらも正統な後継者だ。
 ただ、違うのは【クエニーデ】の方が極端に強すぎるというだけの話だ。
 後継者の資格で言えば、【クアトゥウス】もまた、条件を満たしているのだった。
 そんな【クアトゥウス】の物語だ、これは。
 【クアトゥウス】は、
「さぁ、スウェンセーさん。
 今日もよろしくおねがいしますの」
 と挨拶をした。
 【クアトゥウス】に【スウェンセー】と呼ばれた存在は、
「かしこまりました。
 それでは、今日もお勉強いたしましょう。
 ではまず、復唱なさってくださいな。
 1つ――姉とは妹の目標であるべし」
 と言った。