04 踊詩編ヒロイン ニズ・クォトヌァール(似ず 異なる) 


 不思議な存在、キャラクターはどこの世界にも居る。
 存在する。
 普通の存在が理解出来ない存在。
 だから、その様な存在はどこにでも居る。
 100パーセント全てを理解する事など、例え万能の神でも不可能なのだから。
 【ニズ・クォトヌァール】――不思議な少女――
 いや、少女なのかも疑わしい。
 オルゴールの上部に陶器のバレリーナが踊っている。
 そのバレリーナから小鳥の様な、か細い声で、彼女はしゃべった。
【♪ティンティリントゥンティンタントゥンティンタンティントット……
 てぃんてぃりんとぅんてぃんたんとぅんてぃんたんてぃんとととん……
 ティンティリントゥンティンタントゥンティンタンティントット……
 てぃんてぃりんとぅんてぃんたんとぅんてぃんたんてぃんとととん……♪
 ……わたしのなまえは……ニズ……ニズ・クォトヌァール……
 ……あなたは……だぁれ?……
 ♪ティンティリントゥンティンタントゥンティンタンティントット……
 てぃんてぃりんとぅんてぃんたんとぅんてぃんたんてぃんとととん……
 ティンティリントゥンティンタントゥンティンタンティントット……
 てぃんてぃりんとぅんてぃんたんとぅんてぃんたんてぃんとととん……♪】
 オルゴールは止まり、回転が止まる。
 オルゴールが壊れた様だ。