こうして、彼女は自分の願いを叶えるための力を得た。
 そして、恭精のために、ついに手に入れた。
 【ポテンシャル・アンサー・リスト】という【芦柄 吟侍の後継者の資格】を。
 それが元で彼女は呪われる。
 数年後には醜くただれるという運命が彼女に降りかかった。
 絶望的状況が彼女を縛り付ける。
 でも彼女に後悔は無い。
 だって、助けてあげたかった。
 力になりたいと思った男性の力になれたのだから。
 後悔はない。
 体中痛いけど。
 気を失いそうなくらい痛いけど。
 後悔は全く無い。
 私は彼の事が好きだから。
 彼のためになったのなら、私は――
 後悔なんかしない。
 してやるものか。
 彼女は恭精に笑いかける。
 私は大丈夫。
 だから、私の代わりに羽ばたいて来てという願いを込めて。
 そのために私は頑張ったのだから。