終主は、
「なんだか解らないけど……
 本当になんだかよく解らないけど。
 それは、その言葉は聞きたくない。
 僕自身はあなたと関わりたいと思っている。
 心の底からそう思っている。
 あなたはその気持ちを裏切れというのか?
 僕自身にそのつらさを味わえというのか?
 何故です?
 何故なんです?」
 と言った。
 【エクシトゥス】は、
「あなたを惑わせてしまったのはお詫びします。
 申し訳ありませんでした。
 ですが、忘れてください。
 あなたを不幸にしたくないという気持ちは私も抱いています。
 あなたはとても優しいから。
 それが解るから……
 だから……」
 と言って立ち去ろうとした。
 彼女の背中に、終主は、
「今は引き下がります。
 僕自身がごねることが貴女を困らせるようだから。
 だけど、僕自身は諦めません。
 それは貴女を見つけてしまったから。
 それはもう、消せない。
 消せない事実だ。
 僕自身の心には貴女という存在が刻まれた。
 だから、僕自身はきっと貴女を追います。
 例え離れても、また、貴女を追うと思います。
 それは覚えておいて欲しい。
 それが僕自身の気持ち――本心です」
 と言った。