そんな彼女だったが、周りは放っては置かなかった。
 なにせ、【成り上がるクアンスティータ】の正統候補者様だ。
 他の二つの後継者である【天下るクアンスティータ】と【クアンスティータの子?】は宇宙世界の存在にとってかけ離れすぎている存在だ。
 だが、【成り上がるクアンスティータ】は下の存在から成り上がった後継者だ。
 言ってみれば三つの名前の内、最も取っつきやすい名前でもあるのだ。
 これを周りが黙って見過ごす訳が無かった。
 彼女に取り入ろうとする者は後を絶たない。
 また、彼女の存在を疎ましく思う存在もある。
 その代表格が【シュストゥムヴィーノ】だ。
 【シュストゥムヴィーノ】とは、クアンスティータの後継者問題が絶望視されていた時に用意したクアンスティータの代わりの主だった。
 だが、【シュストゥムヴィーノ】はクアンスティータの後継たる資格が無い。
 クアンスティータたる品格が無い。
 クアンスティータの後継者たる力が無い。
 クアンスティータの名を継ぐ資格が無い。
 クアンスティータの名を汚す存在。
 等々散々な言われようだった。