踊詩は、
「そんなに緊張しなくても良いよ。
 お客さんはもてなさないとね。
 あ、ジュースとお菓子あるけど食べるかな?
 これがねぇ、絶品なんだよね~」
 と聞いて来た。
 脅しているのか受け入れようとしているのかいまいち解らない。
 つかみ所のない性格だ。
 ある程度聴いた所で侵入者達は帰ろうとすると、踊詩は、
「……あ、そうだ……」
 と言った。
 それを聞いた侵入者達は、
「……ひぃ……」
「あ、あわわ……」
「た、助け……」
 と悲鳴を上げる。
 もはや先ほどまでの強気が嘘の様だ。
 踊詩は十数名の侵入者達をあっさりと萎縮させていた。
 彼と侵入者達とでは役者が全く違うという感じだった。