瞬く間も無い時間でそれだけの処理をしたというのだろうか?
 侵入者達は踊詩が追い出された侵入者にそれだけの事をしたにも関わらず、その行為は全く認識されなかった。
 怒声の途中で退場させられただけにしか映っていなかった。
 侵入者達は、
「な、何者だ?」
「こ、こいつ、怖ぇぇ……」
「お、俺たちをどうするつもりだ……」
「や、やんのか?」
「か、数では俺たちの方が……」
「こ、殺される……」
 等と怯え始めている。
 今の一回だけで、踊詩と自分達の実力差がハッキリと解ったのだ。
 彼らも伊達や酔狂で世界他外に挑戦した訳では無い。
 自分達が敵わない相手である事くらい解るだけの目は持って居た。
 全くの節穴という訳では無いのだ。