解って居るんだ。
 【答装】というとてつもなく大きな力に対して、それを手にした終主という存在は酷く矮小であるという事が。
 器が小さい。
 小さすぎる。
 絶対成功しない。
 必ず、失敗する。
 自分の柄じゃ無い。
 【答装】に対しての自分を否定する言葉が次から次へと浮かんでくる。
 彼は心の底から、事が成功しないと決めつけていた。
 これでは成功するものも成功しない。
 それは解って居ても、常に自分は否定系。
 駄目な要素が前にでる。
 その常につきまとう不安が、彼にとっての悪夢となって、眠る度にこの子供の夢を見せるのだ。
 普通の存在が見れば子供がじゃれついて来ている様なほのぼのしい夢――それでも彼の目には悪夢に映っていた。
 どうしても、その子供の奥にある宿命がちらつくのだ。
 僕自身は絶対失敗する。
 死んでしまう。
 選択したらダメだ。