地球で言う所のフィギュアを飾っている様なものだろうか?
 ただ、フィギュアと違うのは生きている様な状態を作り出しているという事だろうか?
 【愛裏女銘シリーズ】は食べ物も食べるし何かを【愛裏女銘シリーズ】が作るという事も出来るしものも考える。
 もちろん、自分で服を着替える事も出来る。
 生きた人間と遜色ないのだが、違う点は年を取らないという事だった。
 お肌の衰えなど、人間の持っているマイナスにも見える要素を徹底的に排除して鑑賞出来る様にしたのだ。
 ただ、これは宇宙世界に居る存在の女性をモデルにしたバージョンであり、彼はいずれ、世界他外の女性をモデルにしたバージョンを作ってみようと現在模索中なのだった。
 世界他外の女性的存在は他の存在と同じく【個は多、多は個】である。
 つまり、宇宙世界で言う所の複合多重生命体(ふくごうたじゅうせいめいたい)を更に大きくした様な存在でもある。
 それらを【愛裏女銘シリーズ】に応用させるのはかなり骨が折れる。
 だが、創作者魂がうずくのか、彼はいつかやってやろうと思っているのだ。
 これを見ていたお掃除担当の【化形の少女】は、
「はぁ……ご主人の変な趣味に付き合うのも大変ですね。
 お掃除、やってもやっても終わらないです」
 とため息をついた。
 踊詩は、
「おいらっちはお前さんに掃除をしてくれなんて頼んでないぞ。
 お前さんもおいらっちにとっては大事な宝物。
 掃除なんかして傷ついて欲しくないんだけど」
 と言った。