オルオティーナの承諾無くして、彼女は、その先にある【成り上がるクアンスティータ】である【トゥルフォーナ】を名乗る事が出来ない。
 それが、クアンスティータの後継者である【三つの名前】において、【成り上がるクアンスティータ】だけに設けられている制約だった。
 そのため、元エクシトゥスはたくさんの【世界他外】の情報を手土産に、オルオティーナの元を訪れたのだった。
 オルオティーナは、
「た……確かに、これらの情報が本当であれば、貴女様は紛れもなく、【成り上がるクアンスティータ】の1核として認められましょう。
 じゃが、この情報は貴女様が、クアンスティータ様の後継者として脱落を予感させるものでもある。
 まことにこれでよろしいのか?」
 と問うた。
 【ケレファ・トゥムリメ777】がもたらした情報はそれだけの意味を持っていた。
 【ケレファ・トゥムリメ777】は、
「仕方が無いわ。
 これは元々、出来レース。
 【成り上がる――】は【天下る――】には勝てないし、更に上には【子?】が出てくる。
 後継者争いの勝ち負けなんて、初めからはっきりしていたのよ。
 それより解ったでしょ?
 クアンスティータ様にはクアースリータ様という姉であり兄でもあったクアースリータ様という双子の兄弟姉妹が居た。
 クアンスティータ様の後継者である証拠としてはこれ以上はないでしょ」
 と言った。