03 世界他外での自殺


 宇宙世界において自分で自分を殺す事――
 宇宙世界ではそれを自殺と呼ぶ。
 では、世界他外にはどうだ?
 エクシトゥスは言った。
 個は多、多は個であると――
 つまり、宇宙世界そのものが個としてなりたつ場所が世界他外である。
 多くの存在の集まりでもある世界他外の存在が、自殺という事はあり得るのだろうか?
 宇宙世界にも集団自殺という言葉がある。
 世界他外ではそれに近い表現で表される。
 宇宙世界の様な存在をエクシトゥスは、【宇宙自界】や【自由宇宙】と表現した。
 存在が多の場合、【宇宙自界】や【自由宇宙】にはその身の中で宇宙世界でいうところの存在と同じ様なものが多くひしめいている。
 人間で表現するならば細胞や細菌のようなものだ。
 世界他外の存在による自殺とは、その多の状況において、自分の中の存在達による超大戦争を引き起こせば良いのだ。
 その戦火が拡大する事によって世界他外の存在――【宇宙自界】は自壊する。
 それを世界他外の自殺と呼んでいる。
――この世界他外の存在を宇宙世界の存在と区別するために【他外存在(たがいそんざい)】とする――