09 ウルトラ・マックス・ダウン・グレード・サイジング


 1名の【超吟侍】では、仕入れて来る情報は限りがある。
 せいぜい、1つか2つの情報を仕入れてくれば、良い方で、中には生き残っただけで、何の情報も持って帰れなかった【超吟侍】も数多く居た。
 9418名の生き残った【超吟侍】であっても、その中で有益な情報を持って帰れた者は1割に満たない93名しか居なかったのだ。
 【超吟侍】が体たらくだったのではない。
 それだけ、情報を得るだけでももの凄い偉業だとされる場所が世界他外という所なのだった。
 ほとんどの場合、何も出来ずに終わるのだ。
 それが当たり前なのだ。
 生きて帰れただけで、凄い事でもあるのだ。
 更に情報を得てくるなど、一握りでも居たのが驚きなくらいだった。
 【超吟侍№8367】が得てきた情報は他には無いので、他の情報を得てきた【超吟侍】の情報を検討してみよう。
 オルオティーナは次なる【超吟侍】の情報を確認した。
 他の有益な情報を得てきた【超吟侍】は、7137番目に戻って来た【超吟侍】だった。
 これを【超吟侍№8367】の命名に習って呼称するのであれば、【超吟侍№7137】という事になる。
 【超吟侍№7137】が持ち帰った情報は以下の様なものだった。
 それは、世界他外から宇宙世界に対するアプローチに関するものだった。