だが、その二つは通常の現界などで考えられている力の減退とは全く訳が違うのだ。
 完全に超えられない二つの壁となっているのだ。
 これが、【天下るクアンスティータ】に対してクアンスティータ・ファンクラブが絶望した理由だった。
 また、逆に、下から這い上がる者として【成り上がるクアンスティータ】はどうだろうか?
 これは単純に、クアンスティータの圧倒的過ぎるパワーに耐えられる肉体などがこの宇宙世界には全く存在していないという事だった。
 どれをどう組み合わせようが、クアンスティータたり得る存在になり得ない。
 それが、【成り上がるクアンスティータ】に対してクアンスティータ・ファンクラブが絶望した理由だった。
 人工(じんこう)よりも遙かに上、【神工(しんこう)】でもそれは不可能。
 それどころか第三本体クアンスティータ・レクアーレのオンリー・テクノロジーでもクアンスティータの力を受け継ぐという大それ過ぎた事は不可能だろう。
 残る一つ、【クアンスティータの子?】についてはどうだろう?
 これは他の宇宙世界とは完全に隔絶された場所に居るレインメーアが産むという事実が例え、産んだとしても宇宙世界に来ることはないという事が挙げられる。
 この様に三者三様の理由でクアンスティータ・ファンクラブは【三つの名前】に対して存在はあり得ないとして絶望していたのだった。