02 クアンスティータの力を求めて


 クアンスティータの持っていた力の継承――それは、普通の存在では、まず引き継げはしない。
 クアンスティータの力を僅かでも体内に宿した時点で、その絶対的に大きなパワーで存在を保てなくなり、消え去るだろう。
 消え去るだけならましかも知れない。
 何が起きるか解らないのだ。
 それくらい、クアンスティータの力を継承するという事は特別な事なのだ。
 そのため、クアンスティータの力を利用したい者はその力を保存して出し入れ出来る引き出し――器を探さねばならない。
 クアンスティータの力をしっかりと貯蔵出来る極端に頑丈な器を。
 完全に安全な制御装置無くして、クアンスティータの力は利用出来ないのだ。
 だが、それを装備するとなると、どうしても巨大過ぎる設備が必要となる。
 クアンスティータという存在の様にコンパクトに収まる方が本来あり得ない事なのだ。
 そのため、まず、器として目をつけられるのはその余りにも巨大過ぎる体躯を持っている極獣(きょくじゅう/もしくはごくじゅう)と呼ばれる生命体だった。
 言ってみれば怪獣を極限まで大きくした化け物の事だ。