本体はそれぞれ1つ以上の強力過ぎる特別な力を持っていた。
 基本的には純粋な性格をしているこれらのクアンスティータが恐怖の代名詞として恐れられたのは他の存在が全く敵わないほど、力が強大過ぎたからであった。
 いくら正しい心を持って力を制御していようとも、それを利用し悪用しようとする不届き者の存在は後を絶たない。
 それ故に、悪用されるという心配事が最も恐ろしい存在と呼ばれていた理由なのである。
 そんなクアンスティータだったが、1組のカップルと出会い、自らの力を全て捨てる決意をする。
 その決意をさせた者こそ、【ファーブラ・フィクタ】のメイン主人公である芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)であり、その恋人でメインヒロインでもあるカノン・アナリーゼ・メロディアス第七王女だった。
 この2人と出会い、クアンスティータは、姉であり、兄でもあったクアースリータと共に、芦柄 くあす(クアースリータ)と芦柄 くあん(クアンスティータ)という存在として生きていく道を選んだ。
 くあん(クアンスティータ)が、全ての力を放棄して、物語は終了――したかに見えた。
 だが、違っていた。