王子は、
「私は食事を食べなかった。だから、お前達に騙されなかったんだ」
 と言います。
 ダナ姫の親族のふりをしていた悪魔は、
「口惜しや、口惜しや……」
 という言葉を残し、グズグズと消えて行きました。
 ダナ姫の親族のふりをしていた悪魔が消えると他の来賓達の目も覚めました。
 来賓達の中には消えてしまったプリンセスを悲しむ者もいます。
 所が、王子がプリンセスの衣を脱ぎ去り、本来の姿になると消えた3人のプリンセスは姿を現しました。
 悪魔が消えた事で、プリンセス達が戻って来たのです。
 辺鄙な国の王子はその消えていた3人のプリンセスの1人と結ばれて国を大きくしました。
 ――という物語だ。
 【25番目の扉】の奥の世界では、このダナ姫の物語にちなんだキャラクター達が出ている。
 この場合は、ダナ姫の親族に操られている来賓達をモデルとしたゾンビの様な敵と、ダナ姫の親族のふりをしている悪魔達をモデルとしたキャラクターが僕に襲いかかってくるようだ。
 テストモデルとしての僕の役目は、このダナ姫の物語が書かれている石板をカメラにおさめるという事と、敵のゾンビと悪魔の姿も写真におさめると言う事がまずあげられるだろう。