正直、怖い。
 怖くて、
 怖くて、
 怖くてたまらない。
 1人というのがこんなにも心細いのかと思ってしまう。
 だけど、この気持ちをクルワ姫も味わっているんだと思うとやるしかない。
 一刻も早く、クルワ姫をこの不安な気持ちから解放してあげたい。
 そう思えば、腹の奥から力が沸いてきた。
 僕は【25番目の扉】に手をかけた。
 【24の扉】からは怪物達が出始めているとの情報があるみたいだけど、【25番目の扉】はその分は省略されている。
 重要なのは【25番目の扉】の中のカギを取ってくるという行為だからだ。
 いつまでも扉の手前で足止めを喰らっていたら僕はテストモデルとしての役割を果たせない。
 だから、扉から出てくる怪物達という部分はカットされているんだ。
 僕は扉の中に入る。
 僕にはカメラも装備されている。
 ただ、カギを取ってくるのではなく、重要な部分を写真などに収めてこないといけないし、カギ以外にも必要なものは持ち帰らなければならない。
 それがこの【25番目の扉】の疑似冒険を面倒にさせているんだ。
 僕は慎重に足を踏み入れる。