クルワ姫は王家の者に頼み込み、僕を幽閉から釈放してくれた。
 僕は自由の身となった。
 これからは、何でも出来る。
 クルワ姫を助ける事だって出来る。
 だけど、それはしない。
 クルワ姫との約束があるからだ。
 まずは、お姉さんのレクタ姫だ。
 活躍すれば、建前上はレクタ姫との婚礼が許される身となるだろう。
 だけど、裏があろうとなかろうと僕はそんな事には興味は無い。
 僕が本当に救い出したいのはクルワ姫だ。
 クルワ姫を助けるために、僕は死にもの狂いでレクタ姫の宿命を解決させる。
 本当の話はそれからだ。
 気持ちはハッキリしている。
 僕は、そのまま、レクタ姫の宿命となる【24の扉】への冒険に参加するための登録を済ませた。
 今の僕は牢屋に幽閉されていた頃の僕じゃ無い。
 クルワ姫に力をもらっている。