自分には力がある。
 1人でも戦える。
 だが、姉はただの無力なプリンセスに過ぎない。
 彼女は誰かの助けが無ければただ殺されるだけだ。
 だから、クルワ姫は探していた。
 真実を見つめ、それでもレクタ姫に加勢してくれる者を。
 それが僕なんだと彼女は言うんだ。
 そんなの出来ないよ。
 僕は貴女に味方したいのに。
 貴女の力になりたいのに。
 それをするなと貴女は言うのか?
 クルワ姫は話を続ける。
 本題の一つ、レクタ姫が担当する事になる【24の扉】についてだ。
 この世界の地上には【24の扉】が用意されている。
 その【24の扉】から敵となる存在があふれ出てくるというものだった。
 敵の侵入を食い止めるには、それぞれの扉の奥に進み、扉を閉めるカギを持ち帰り、扉を閉めねばならない。
 扉の奥に入るという事は敵の本拠地に入るという事になる。
 ただの人間がそこに入ったら死ねと言っているようなものだ。
 だから、力を持った存在が必要だ。
 最低でも24名は。
 だから、レクタ姫は自身との結婚を餌にして、強者を募ったのだ。
 この世界の滅びの時を食い止めるには、【24の扉】を全て閉めねばならない。
 力を持っていないレクタ姫は自身を売る事しか出来ない。