それ以降、リーネア王国に双子が生まれると秘密裏に処理してきたという。
 元々、双子が生まれやすい因子を持っているリーネア王国なので、双子が生まれると片方は殺されたり、生涯、幽閉されていたという。
 代々、力を持っていた方の双子を残して来たが、近年の研究でそれは反転する事になる。
 それは、力を持つという事は呪いとの戦いを早めるという事を意味しているという事でもある。
 故に力を持つ方を残せば、宿命の戦いが始まってしまうというものだった。
 故に、力を持って生まれたクルワ姫の方が幽閉されたのだ。
 今までは力を持っていない方の王族が殺害されていたのだが、力を持っている方を殺害すると王家の滅びを早めるとして、彼女は生かして幽閉されたのだ。
 殺害されてしまったり、生涯幽閉のまま終えた王族を想えば、自分は幸せな方だと彼女は言った。
 こうして、僕と話せるのだから、文句は無いと言う。
 だが、このままでは終わらない。
 先代の時に、光と闇の封印は解かれてしまった。
 もはや、戦うしかない――それは彼女も感じていた。
 だが、彼女は光と闇の呪いを同時に相手をする訳にはいかない。
 どうしても、片方の呪いは姉に一任するしかないのだ。