02 クルワ姫との会話
僕は今日も目を覚ます。
光もろくに届かないこの地下牢にわざわざ、小鳥が朝の訪れを教えて来てくれるのだ。
心優しいクルワ姫は動物などからも好かれているようだ。
毎日の様に地下牢に動物や鳥たちが遊びに来てくれるのだ。
彼女はそれで、今まで寂しさを紛らわせていたらしい。
僕がこの地下牢に来るまで、彼女の主な話相手は、この動物や鳥たちだったようだ。
動物たちの言葉も多少わかる様で、彼女は外の世界の事も少し理解していたようだ。
光の姫とされているレクタ姫の栄光は他国にもおよび、彼女への見合いの話は後を絶たなかったという。
本当はその奇跡の力はみんなクルワ姫の力なのに、納得がいかない話だ。
求婚の話が余りにもあるので、王国としては返事に困ってしまったようだ。
そこで、リーネア王国としては一つの案を出した。
それは、世界滅亡の危機に対して、最も活躍した者をレクタ姫は婿として迎えるというものだった。
レクタ姫としてはどの王家に色よい返事を返しても、他の国には角が立つ。
ならばと、平民も含めて、この時代、最も活躍した者と夫婦になるという建前を用意する事にしたのだ。
恐らくはこれは出来レースであり、有力な王族などに、最も手柄を立てさせて、その王子と結婚するという筋書きなのだろう。
この国の男達はそんな王家の目論見には気づかず、自分もレクタ姫と夫婦になれるかも知れないと盛り上がっているのだ。
このことは、ここに幽閉されて居なければ知り得なかった事だ。
下手をしたら、僕も踊らされた1人になっていたかも知れない。
僕は今日も目を覚ます。
光もろくに届かないこの地下牢にわざわざ、小鳥が朝の訪れを教えて来てくれるのだ。
心優しいクルワ姫は動物などからも好かれているようだ。
毎日の様に地下牢に動物や鳥たちが遊びに来てくれるのだ。
彼女はそれで、今まで寂しさを紛らわせていたらしい。
僕がこの地下牢に来るまで、彼女の主な話相手は、この動物や鳥たちだったようだ。
動物たちの言葉も多少わかる様で、彼女は外の世界の事も少し理解していたようだ。
光の姫とされているレクタ姫の栄光は他国にもおよび、彼女への見合いの話は後を絶たなかったという。
本当はその奇跡の力はみんなクルワ姫の力なのに、納得がいかない話だ。
求婚の話が余りにもあるので、王国としては返事に困ってしまったようだ。
そこで、リーネア王国としては一つの案を出した。
それは、世界滅亡の危機に対して、最も活躍した者をレクタ姫は婿として迎えるというものだった。
レクタ姫としてはどの王家に色よい返事を返しても、他の国には角が立つ。
ならばと、平民も含めて、この時代、最も活躍した者と夫婦になるという建前を用意する事にしたのだ。
恐らくはこれは出来レースであり、有力な王族などに、最も手柄を立てさせて、その王子と結婚するという筋書きなのだろう。
この国の男達はそんな王家の目論見には気づかず、自分もレクタ姫と夫婦になれるかも知れないと盛り上がっているのだ。
このことは、ここに幽閉されて居なければ知り得なかった事だ。
下手をしたら、僕も踊らされた1人になっていたかも知れない。