この国の王家では双子というのは災厄の象徴として忌み嫌われている。
一般的な家庭では双子は認められてはいるが、王家に至っては双子であるという事は王国の消滅を意味していると言われている。
そのため、王族に双子というのはあってはならないとされて来たのだ。
殺す事は出来ない。
殺せば、その事がきっかけで災いが降りかかると言われているからだ。
それが理由で、クルワ姫は生まれてからずっと幽閉されて過ごしてきた。
死ぬまで、ずっと地下牢の中で暮らしていく運命。
それが彼女の定めだった。
だが、運命の女神というのは悪戯好きのようだ。
僕という存在という、ちょっかいを許したのだから。
僕は元々、好きな子が居た。
その子のためなら何でも出来ると思っていた。
その好きな子にあることを言われた。
王国にある双子の伝説を調べてきてくれと。
僕が好きだった子は別の男のために双子の伝説を調べたかったらしいけど、彼女の事が好きだった僕は断れずに、王国に忍び込んだ。
処刑されてしまうかもしれないのに。
そして、地下にあると噂されている書物庫を探してうろついていたら、地下牢に幽閉されていたクルワ姫を見つけてしまった。
と、同時に僕は背後から羽交い締めにされ、そのまま刺された。
小太刀の様な物でブスッとね。
王国側からしてみると、決して見てはならない者を見た侵入者って訳だ。
目撃者を葬るかの様に、僕は腹に傷を負ったまま、クルワ姫の向かいにある牢屋に放置された。
後は死ぬのを待つだけ――という具合に。
一般的な家庭では双子は認められてはいるが、王家に至っては双子であるという事は王国の消滅を意味していると言われている。
そのため、王族に双子というのはあってはならないとされて来たのだ。
殺す事は出来ない。
殺せば、その事がきっかけで災いが降りかかると言われているからだ。
それが理由で、クルワ姫は生まれてからずっと幽閉されて過ごしてきた。
死ぬまで、ずっと地下牢の中で暮らしていく運命。
それが彼女の定めだった。
だが、運命の女神というのは悪戯好きのようだ。
僕という存在という、ちょっかいを許したのだから。
僕は元々、好きな子が居た。
その子のためなら何でも出来ると思っていた。
その好きな子にあることを言われた。
王国にある双子の伝説を調べてきてくれと。
僕が好きだった子は別の男のために双子の伝説を調べたかったらしいけど、彼女の事が好きだった僕は断れずに、王国に忍び込んだ。
処刑されてしまうかもしれないのに。
そして、地下にあると噂されている書物庫を探してうろついていたら、地下牢に幽閉されていたクルワ姫を見つけてしまった。
と、同時に僕は背後から羽交い締めにされ、そのまま刺された。
小太刀の様な物でブスッとね。
王国側からしてみると、決して見てはならない者を見た侵入者って訳だ。
目撃者を葬るかの様に、僕は腹に傷を負ったまま、クルワ姫の向かいにある牢屋に放置された。
後は死ぬのを待つだけ――という具合に。