04 ラティオ・ステルラへ1


 我は宗史郎殿に次なる目的地を示した。
 その後もいくつか名も無き星を回った。
 宗史郎殿を試す様な場所にばかり案内してしもうたのは何となく我がご主人を信用しておらなんだという事を物語っておる。
 【ウォーコイン】のエリアでの一件がわだかまりとなって残っておるのじゃ。
 確かにブチャイクンはろくな男では無かったが、あそこまで追い詰める必要があったのかと我は思うてしまう。
 宗史郎殿の人間性を疑ってしもうておるのじゃ。
 それはご主人を英雄と信じ、行動している者にとってはあるまじき背信じゃ。
 強大な敵が欲しい――
 我がそう願い、再び【神の目線】を使ったからなのか、その男は現れた。
 その男の名前は、【ジギャク】という。
 【ジギャク】は、
「お前の行動は見させてもらった。ブチャイクンという愚か者もそうだが、お前も【ウォーコイン】のバトルを穢した男だ。バトルの神聖さを穢したルールの適用。持ちかけた者も従った者も同罪だ。お前から【ウォーコイン】を取りあげねばならぬ。この地に【ウォーコイン】を伝えた者としてな」
 と申した。