「――そうだなぁ……確かにお前の言葉を聞いて、どんな奴がいるのか知った方が勝ちやすくはなるだろうが、それじゃ、何となく情けねぇな。お前の希望は俺の力試しなんだろ?
だったら、俺が俺の力で解決しなきゃ意味ねぇよな?って事で、場所だけ教えてもらおうか?する事は現場について考える。それで良いか?」
「さすがは、宗史郎殿。我の期待通りじゃ。では、場所だけお教えしよう。その場所に出向き、宗史郎殿の判断で行動してくだされ。我は出来うる限り、宗史郎殿の行動の妨げにはなりとうないのでな」
「で、場所は?」
「ここから、まずは南東の道に向かってくだされ。距離で言えば今は歩いて三日半ほどの距離にあるのじゃ」
「歩いて三日半か……何かかったるいな」
「宗史郎殿!」
「解ってるって、行くよ。面倒臭がって見たかっただけだよ」
「では参ろう」
 我はご主人を先導する事にした。
 さぁ、見せてくだされ、ご主人。
 貴方様の力を。
 我は気がはやるのを抑えるのに苦労した。
 宗史郎殿と我の冒険はここからが始まりなのじゃ。