02 神の目線が見通す動き


 我の力をここで言おう。
 まずは、命が13ある。
 それに世界を渡る力じゃ。
 この力を持って、我はご主人を異世界に転生させたのじゃ。
 命の力と世界を渡る力は先に示した通りじゃ。
 他にもいくつか力をもっておる。
 今回言うべき力はその内の一つでもある神の目線じゃ。
 我はまるで小説の読者が物語の全容を把握するかの様に、渡って来た異世界の大きな動きというものを知り得る事が出来る。
 動いてもらわねば見る事は出来ぬが、それでも強大な力を持つ存在が動き出せば、すぐに解るという仕組みじゃ。
 この力を持って、ご主人の力になれればと我は思うておる。
 どうじゃ?
 凄かろ?
 他に4つほど力を持っておるが、今はそれを示すときではない。
 まずは、神の目線をもってご主人のため、役に立とうでは無いか。
 どれどれ……
 この辺りで大きな動きは……
 うーむ……無いのう……
 あっちはどうじゃ?
 うーむ……あっちも似た様なものか……
 そっちは……同じか……
 そう、都合良く動いてはくれぬか……
 少し感度を調整して、小悪党でも引っかかるようにしてみるか――