話たがるフェンディナ・マカフシギ。
 話を打ち切りたがるフェンディナ・モークェン。
 その言葉の攻防はしばらく続き。
 このままでもしゃべり続ける事になると思ったフェンディナ・モークェンの方が折れて会話を続ける事になった。
 そして、なんとか、説得して、打ち解ける事にもこぎ着ける事が出来た。
 フェンディナ・モークェンは、
「もう、良いかしら?」
 とちょっと、あきれ顔。
 フェンディナ・マカフシギは、
「はい。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
 と言って、ぺこりとお辞儀をして、別れた。
 フェンディナ・ミステリアとフェンディナ・エラーズとの交渉は向こうにリードされていた。
 だが、このフェンディナ・モークェンとの交渉はフェンディナ・マカフシギのリードで会話が進んだような印象だった。
 仕事をやりきったような充実感をフェンディナ・マカフシギは感じた。
 この調子で残る2名の【別自分】とも交渉していこう――そう思うのだった。
 続けて、呼び出したい所だが、また、敵らしき、存在が、フェンディナ・マカフシギを狙って来ている気配がしてきた。
 また、場所を移動した方が良さそうだ。
 フェンディナ・マカフシギは、自分の特殊能力を駆使して、その場から行方をくらました。