どうやら、扉を通して目障りな敵を強制的にどこかへ飛ばす力が彼女にはあるようだ。
 逆にどこかから持ってくる事も出来るようだ。
 何にしても助かったのは事実だ。
 主立った敵も見当たらない様だし、フェンディナ・モークェンと話すチャンスと考えたフェンディナ・マカフシギは、
「あの……お話があります」
 と言ったが、フェンディナ・モークェンの方は、
「私は……お話がありません」
 と連れない態度。
 面倒臭がって話を聞いてくれなさそうな態度だった。
 そういう意味では厄介な相手とも言えるだろう。
 フェンディナ・マカフシギは、
「そんな事、言わないでお話をさせてください」
 とすがりつく。
 フェンディナ・モークェンは、
「私、寝たいんだけど……」
 と言う。
 フェンディナ・マカフシギは、
「まだ、真っ昼間じゃないですか?」
 と言うが、フェンディナ・モークェンは、
「うん。だからお昼寝……」
 と返して来た。
 その後も漫才の様なやりとりが続いた。