どうやら、白昼夢を見せようとしてうまく行かなかったようだ。
 確か、どこからか聞こえて来た声に耳をすませたらおかしくなった。
 敵?
 フェンディナ・マカフシギは身構える。
 フェンディナ・マカフシギは、フェンディナ・モークェンを呼び出した。
 フェンディナ・モークェンは、
「なぁに~?何なの?……面倒くさい……」
 と言った。
 どうやら、フェンディナ・モークェンは面倒臭がりのようだ。
 フェンディナ・マカフシギは、
「すみません。【モークェン】さん。敵……かも知れないです。どうかご助力を」
 と言って助けを求めた。
 フェンディナ・モークェンは、
「敵?――あぁ、それなら、あの辺りに十五、六人隠れているわね。やっている事から推測するに、あいつら、【語祖(ごそ)】ね。でも、大した連中じゃないわ」
 と言った。
 フェンディナ・マカフシギは、
「ご、【語祖】?」
 と聞き返す。
 彼女にとっては初耳だったからだ。
 フェンディナ・モークェンは面倒臭そうに、
「何?知らないの?仕方ないわね……」
 と言って、説明を始めた。