どうやら、エカテリーナの方が合っていたようだ。
 そんなに簡単にQOHクラスの【イクストーヴァス】が出来るのであれば苦労は無い。
 エカテリーナ達に焦らされたというのもあって、十分なパフォーマンスを提供する事は敵わなかったらしい。
 エカテリーナは、
「ではその出来た物をいただこう。金は用意してある」
 と言った。
 すると、【ジェーニヴィライ】は、
「本当に――本当にこれじゃなきゃダメですか?また、立ち寄ってもらえたら、今度こそ、今度こそ完璧な……」
 と言ってきた。
 エカテリーナは、
「あーわかった、わかった。気が向いたらまた立ち寄ってやる」
 と適当に答えた。
 【ジェーニヴィライ】は、
「死ぬ気で作ります。今度こそご期待に答えるために」
 と決意を新たにした。
 エカテリーナはそこまでしてもらう必要は無いと思っていたのだが、これで拒否したらどうなるかわからなかったので、
「そ、そうか、期待しておるぞ」
 と言って、適当にお茶を濁した。