04 超職人【ジェーニヴィライ】の店にて……


 一方、ソナタ達は、大物と遭遇していた。
 どの様な大物かと言えば、クアースリータや【黒いフードの男――ソルテリアー】と同じくQOH(クォーターオブハンドレッド)に名を連ねる存在――それを作り出せるとされている女性だった。
 その名を【ジェーニヴィライ】と言い、彼女が作り出す作品を【イクストーヴァス】と呼んでいる。
 その【イクストーヴァス】の中からQOHが誕生すると言われているらしい。
 期待されている超天才芸術家――それが【ジェーニヴィライ】という女性だった。
 【ジェーニヴィライ】は、
「違う――これも違う。あーダメだ、出来ない、出来ない、出来ない、出来ない――あー出来ない」
 とつぶやいている。
 彼女は【イクストーヴァス】を作っている様だがうまく行っていないようだ。
 それを店を訪れていたソナタ達が見学しているという感じだ。
 ソナタは、
「何をそんなに焦っているのよ。この作品、結構っていうか、かなり凄いんじゃないの?そんなに卑屈になることないわよ、あんた……」
 と声をかける。
 ステラも、
「そうね。かなりの精度と言っても良いわね」
 と言い、エカテリーナも、
「何がそのように不満なのじゃ?」
 と言った。