無事、解決して万々歳と行きたいところだが、レスティーは、
「あ~あ、彼女さん……カノンさんだっけ?――にも悪いことしたんじゃない?今の件で吟侍君、【カステヘルミ】とディアマンテさんに唇、許しちゃってるじゃない。言っちゃおうかなぁ~」
 と言った。
 吟侍は、
「ま、待ってくれ、レスティー、おいらはそんなつもりじゃ」
 と言ったが、唇を奪われたという事は消せない。
 それを見たディアマンテは、
「吟侍様、なんだかかっこ悪い~」
 と言ってクスッと笑った。
 クェスは、
「とんだ三枚目ですね」
 と突っ込んだ。
 吟侍は、
「なんでこうなるんだ……」
 と嘆いた。
 軽く天を仰ぎ、
(お花ちゃん、ごめん。おいらはお前さん一筋だから……)
 と言い訳した。
 お花ちゃんとは吟侍の恋人、カノン・アナリーゼ・メロディアス第七王女の事である。
 と同時にこの場にソナタが居ない事に少しホッとした。
 彼女がいたならば、からかわれるぐらいでは済まなかっただろう。