レスティーは、
「まずいわね……戦闘力では吟侍君の相手にならない……」
 と言った。
 なんとか対応が取れるのはここにはディアマンテしか居ない。
 ディアマンテは吟侍の言葉を思い出す。
「ディアマンテ――信じているからな」
 と言う言葉を。
 吟侍を正気に戻すにはまず吟侍の動きを止めなくてはならない。
 つまり、吟侍と戦わなければならない。
 残ったメンバーでそれが可能なのはディアマンテだけだ。
 だが、彼女に吟侍と戦う事が出来るのだろうか?
 レスティーは、
「ディアマンテさん、わかっているとは思うけど、彼を止められるのはあなたしか居ない。動きさえ止めてもらえれば、私の調治術(ちょうちじゅつ)と【答えの力】でなんとかするから、お願いね」
 と言った。
 ディアマンテは、
「や、やってみますぅ~」
 と緊張感の無い声で答える。
 なんとも頼りない。
 だが、なんとかしてもらうしかない。
 意図せず、吟侍VSディアマンテの戦闘が始まった。
 さすがに、数居る敵をたくさん撃破してきただけあって、吟侍は相当に強かった。